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上海ガニの対日輸出を停止 中国江蘇省の水産会社「ブランドを守るため」 毎年50~60トン輸出

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上海ガニの対日輸出を停止 中国江蘇省の水産会社「ブランドを守るため」 毎年50~60トン輸出

中国江蘇省で、太湖産の上海ガニは安全だと話す養殖業の男性=4日(共同) 中国江蘇省で、太湖産の上海ガニは安全だと話す養殖業の男性=4日(共同)

 【上海=河崎真澄】中国江蘇省の大手水産会社「蘇州秋覇王陽澄湖大閘蟹」が日本向けの「上海ガニ」輸出を停止したことが、17日分かった。同社は日本向けに毎年50~60トンの上海ガニを輸出してきたが、「今年はシンガポールや韓国向けに振り向ける」という。

 同社は地元紙に、「日本市場では、陽澄湖などで正式な認可を受けて養殖される『大閘蟹(中国語でダーザーシエ)』ブランド以外にも、中国産の養殖品がみな『上海ガニ』と混同されており、ブランドを守る必要がある」と説明した。

 上海ガニをめぐっては今月初め、香港当局が江蘇省の別の2社からの輸入品で環境基準を超えるダイオキシンが検出されたとして輸入を一時停止。800トンを回収する騒ぎがあった。

 香港当局はその後の検査で輸入解禁し、江蘇省当局も問題ないとしたが、日本市場では規格外の“ニセモノ”も流通しているとみて品質問題が起きる前に、対日輸出を自粛した形だ。

 上海ガニは「チュウゴクモクズガニ」と呼ばれる淡水性の小ぶりなカニで秋が旬。江蘇省の陽澄湖や太湖で養殖されて検査に合格したものが「大閘蟹」ブランドとして売買されるが、日本では産地ブランドはあまり区別されないという。

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