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【台湾・李登輝元総統と会見 詳報(2)】「台湾は台湾、中国は中国」

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【台湾・李登輝元総統と会見 詳報(2)】
「台湾は台湾、中国は中国」

8月27日、台北内で開かれたシンポジウム会場に入る李登輝元総統(中央)と蔡英文総統(手前)。蔡氏は席上、「李登輝時代という言葉は台湾の民主化の歴史において特別な意味がある」と李氏を称賛した(田中靖人撮影) 8月27日、台北内で開かれたシンポジウム会場に入る李登輝元総統(中央)と蔡英文総統(手前)。蔡氏は席上、「李登輝時代という言葉は台湾の民主化の歴史において特別な意味がある」と李氏を称賛した(田中靖人撮影)

 --蔡政権は20日で発足半年を迎える。評価は

 「彼女ならしっかりやれるんじゃないかと、かなりの期待を持っていたが、最近の状態を見ていると、ズレが出ている。50%もあった支持率が35%まで落ちた。恐らくまだ落ちるんじゃないか」

 --蔡政権は対中政策で「現状維持」を掲げている

 「現状維持って何だ。民進党と中国共産党が現状を維持するとは、何を意味する? それが分からないでしょう。台湾の人々が考えているものとは、かなり離れているわけだな。だから支持率が落ちてきている。これは台湾の改革とは全く違った、中国が怖い、という考え方だ」

 「台湾は台湾だ。中国は中国だよ。これは私が(1999年に)ドイツの放送局に言ったでしょ。台湾と中国は『特殊な国と国との関係だ』と。台湾は『中国の領土』ではない」

 「私が(96年の直接)総統選に出た後は、台湾をいかに『独立した国』として持っていくかという『国の正常化』を考えていた。総統は人民が直接選挙する。選挙をしたなら『国の正常化』を一歩ずつ進めなければいけない。目標は台湾独立なのか(も含め)、一歩ずつ持っていく。中共(中国共産党)との間に何が起こっても、という覚悟で物事を処理すべきだ。時間がかかっても。それが蔡氏の中で、はっきりしていない」

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