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【米大統領にトランプ氏】
クリントン氏、FBI長官に“恨み節” メール問題蒸し返し「私たちの勢い止めた」
米大統領選で敗北した民主党のクリントン氏は12日、国務長官時代に公務で私用メールを使った問題を連邦捜査局(FBI)のコミー長官が蒸し返したために勝利を逃したと“恨み節”を語った。ニューヨーク・タイムズ紙電子版が報じた。
コミー氏は先月28日付の書簡で、新たな証拠になり得るメールが見つかったとして、7月に終えていた捜査の再開を議会に報告。今月6日に訴追見送りの方針を明らかにしたが、コミー氏の対応は、選挙に影響を与えるとして批判が噴出した。
クリントン氏は12日、選挙資金を献金した支援者らとの会議で「コミー氏が根拠もなく疑義を呈したことが私たちの勢いを止めた」と語った。
激戦州の多くで優位だったにもかかわらず、捜査再開で支持率が落ち、反転させる時間がないまま投票日を迎えたことが敗因だと指摘したという。(共同)