産経ニュース

【米大統領にトランプ氏】次の旋風はフランスに吹く? 来春の大統領選控え極右政党への追い風警戒

ニュース 国際

記事詳細

更新

【米大統領にトランプ氏】
次の旋風はフランスに吹く? 来春の大統領選控え極右政党への追い風警戒

 米大統領選でトランプ氏が勝利したことで、来年4、5月に大統領選を控えるフランスでは「反グローバル化、反イスラム」を掲げる極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首の追い風になるという見方が強まっている。再選を目指す社会党のオランド大統領には大きな打撃となった。

 オランド氏の側近で、社会党のカンバデリス第1書記は9日、ツイッターで「左派が無責任な内輪もめをしていると、(大統領には)ルペン氏だ」と警鐘を鳴らした。保守系最大野党「共和党」のラファラン元首相は「欧州連合(EU)離脱を決めた英国民投票後、ポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭する。ルペン氏が勝ってもおかしくない」と危機感を示した。

 昨年11月、パリで同時多発テロが起きた後、ルペン氏は「イスラム主義はフランスの価値観に合わない」と移民排斥を主張。EUが進める自由貿易を批判し、社会党の基盤である労働者層に支持を広げてきた。

 仏大統領選は2回投票制で、最初の投票で過半数を得票した候補がいない場合、上位2人が決選投票に進む仕組み。10月末の世論調査では「最初の投票でルペン氏に入れる」という回答が26~28%で最多。オランド氏は9~10%にとどまった。ルペン氏は今月末に決まる共和党公認候補とともに決選投票に進み、オランド氏は撤退を迫られる可能性が濃厚だ。共和党はジュペ元首相の公認獲得が有力視されている。

続きを読む

「ニュース」のランキング