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フィリピン、南シナ海・スカボロー礁に巡視船2隻派遣しパトロール開始 

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フィリピン、南シナ海・スカボロー礁に巡視船2隻派遣しパトロール開始 

スカボロー礁の衛星写真=2015年11月18日撮影(デジタルグローブ・ゲッティ=共同) スカボロー礁の衛星写真=2015年11月18日撮影(デジタルグローブ・ゲッティ=共同)

 【シンガポール=吉村英輝】フィリピン沿岸警備隊は7日、中国と領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺に、巡視船2隻を派遣し、パトロールを再開したことを明らかにした。同礁周辺は、中国が2012年から実効支配を固め、フィリピン漁民を排除していたが、ドゥテルテ大統領の10月の訪中後に中国による妨害がやんだため、沿岸警備隊が活動再開を模索していた。

 フィリピンのGMA放送(電子版)によると、2隻の巡視船が5日に現場海域に到着した。うち1隻は、日本政府がフィリピン側に供与を約束した40メートル級の巡視船計10隻のうち、10月に最初に就役した「ツバタハ」。沿岸警備隊幹部は、中国海警局の巡視船が現場海域にいたかなどには言及しなかった。ただ、天候は悪く、フィリピン漁船は1隻だけ確認したと報告を受けたことを明らかにした。さらに巡視船を派遣する。

 同礁はフィリピン北部ルソン島約200キロの沖合にあり、同国の排他的経済水域(EEZ)内。仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)は、フィリピンの訴えを受け、同礁付近がフィリピン漁民の伝統的な漁場だとして、中国に妨害活動をやめるよう裁定した。

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