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【産経抄】
和気清麻呂はいないのか 10月28日

 ▼奈良時代の女帝、称徳天皇は、天涯孤独の境遇だった。僧・道鏡に魅了されたのは、亡父の姿と重なったからだといわれる。天皇の寵愛(ちょうあい)を受けた道鏡は、宇佐八幡宮の神託だとして、あろうことか皇位につこうとする。「無道の人(道鏡を指す)は、よろしく早く掃き除くべし」。改めて宇佐に派遣された和気清麻呂は、逆の神託を得て道鏡の野望を砕いた。

 ▼清麻呂は左遷されながらも、皇統の断絶という日本最大の危機を救った。残念ながら、朴大統領の近くには、「無道の人」しかいなかった。というより、高潔で有為な人物を寄せ付けない、大統領自身のかたくなさこそが、一番の問題かもしれない。

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