産経ニュース

ニュース 国際

記事詳細

更新

【産経抄】
和気清麻呂はいないのか 10月28日

 レーガン米大統領の政策は、ナンシー夫人の信奉していた占星術師の影響を強く受けていた。レーガン政権の首席補佐官が、1988年に出した回想録で内幕を暴露すると、米国内は騒然となる。

 ▼ナンシー夫人は大統領の重要な日程までも、占星術師と電話で相談してから、補佐官たちに指示していた。孤独に苛(さいな)まれる権力者は、占いに限らず心の支えを求めるものらしい。

 ▼韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が頼ったのは、古くからの女性の友人、崔順実(チェ・スンシル)氏だった。父親の朴正煕(チョンヒ)大統領が暗殺されたとき、崔氏の父親が力を貸してくれ、娘の順実氏とも親しくなった。だからといって、機密資料の提供が許されるわけがない。南北軍事当局の接触や竹島、慰安婦問題など日韓関係に関わるものも含まれている。

 ▼崔氏が重要政策や政府高官の人事に関わってきたとすれば、朴政権の統治の正統性さえ問われる事態である。崔氏が私物化しているとされる財団での資金流用や、崔氏の娘が名門大学に不正入学した疑惑まで持ち上がっている。

続きを読む

「ニュース」のランキング