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【歴史戦】慰安婦問題で中韓が“共闘” 上海に中国で初めての慰安婦像  大学構内で除幕式、「“慰安婦”歴史博物館」も開館

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【歴史戦】
慰安婦問題で中韓が“共闘” 上海に中国で初めての慰安婦像  大学構内で除幕式、「“慰安婦”歴史博物館」も開館

中国で初めてとなる慰安婦像の除幕式が上海師範大学の構内で行われ、韓国や中国で慰安婦だったと主張する高齢の女性らが参列した=10月22日(河崎真澄撮影) 中国で初めてとなる慰安婦像の除幕式が上海師範大学の構内で行われ、韓国や中国で慰安婦だったと主張する高齢の女性らが参列した=10月22日(河崎真澄撮影)

 【上海=河崎真澄】中国上海市の上海師範大学で22日、「慰安婦」を象徴するという中国人と韓国人の2人の少女を模した像の除幕式が行われた。関係者によると、中韓の少女2人をかたどった像が中国で設置されるのは初めてという。

 中韓の団体が昨秋、共同でソウルに設置した像と同じく、それぞれの民族衣装を着て椅子に座る高さ約1メートルの少女の像で、両国の芸術家らが無償で寄贈した。

 台風の接近で大雨に見舞われた除幕式には、慰安婦だったと主張する90歳の中国人女性と88歳の韓国人女性らも参加。同大学の中国慰安婦問題研究センターの関係者が除幕した。

 大学では22日、教室棟の約340平方メートルに数百点の「証拠資料」を常設展示する「中国“慰安婦”歴史博物館」も開館。像はその棟の正面に設置された。

 除幕式に先立ち、この日は同センターの蘇智良・同大教授を中心に、慰安婦問題に関する国際会議も2日間の日程で始まった。中韓のほか日本や台湾、オランダなどの関係者約100人が集まり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」(記憶遺産)への慰安婦資料の早期登録をめざす方針が議題に上った。日本政府がユネスコへの今年の分担金、約39億円を拠出していないことになどついても批判が噴出した。

 ユネスコでは昨年、中国側が申請した「南京事件の文書」は記憶遺産に登録したが、慰安婦の関連資料の登録は見送られていた。

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