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モスクワで杉原千畝を称える講演会「ただ一人でも多く生き延びればいい」と四男の伸生氏

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モスクワで杉原千畝を称える講演会「ただ一人でも多く生き延びればいい」と四男の伸生氏

講演した杉原千畝の四男、伸生(のぶき)さん=2日、モスクワ(写真中央、黒川信雄撮影) 講演した杉原千畝の四男、伸生(のぶき)さん=2日、モスクワ(写真中央、黒川信雄撮影)

 【モスクワ=黒川信雄】第二次大戦中にリトアニアでナチス・ドイツにより迫害された多くのユダヤ人にビザを発給し、数千人を救った日本人外交官、杉原千畝(1900~86年)の功績をたたえる講演会が2日、ロシアのユダヤ人団体によりモスクワで開催され、千畝の四男、伸生(のぶき)さん(67)らが登壇した。

 伸生さんは千畝が生前、自身が発給したビザにより何人が助かったかを知らず、「ただ1人でも多くの人が生き延びればいいと思い、ビザを出していた」と語っていたエピソードを紹介。千畝はその後、商社の駐在員としてモスクワで勤務しており、「ロシアの文化や音楽が好きで、ロシア語で寝言を言うこともあった」とも明かした。

 講演会には関係国からモスクワ駐在の外交官らも出席した。イスラエル大使館のウコロフ1等書記官は「わが国にとりホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の記憶を守ることは極めて大切。千畝のような人の功績をイスラエルだけでなく、全世界の人々が知るべきだ」と強調した。

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