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【ソウルからヨボセヨ】反日、北批判…若者は「愛国ヒロポン」が大好き?

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【ソウルからヨボセヨ】
反日、北批判…若者は「愛国ヒロポン」が大好き?

 最近、韓国の若者の間に「クッポン」という言葉がある。古い世代には聞き慣れないが、ネットなどでよく登場するので一般のマスコミでも時々、見かける。「愛国ヒロポン」の意味で韓国語では「エグック(愛国)ヒロポン」だから、縮めて「クッ(国)ポン」というわけだ。

 韓国では覚醒剤のことを昔の日本流に「ヒロポン」といっているが、いわゆる愛国主義を覚醒剤のように使い、快感を覚える現象を皮肉る言葉が「愛国ヒロポン」だ。愛国は反日に通じるから、慰安婦問題や領土問題、過去の抗日英雄をはじめ日本がらみの歴史を取り上げては愛国をアピールする映画やドラマ、イベント、報道などがそれにあたる。

 「クッポン」には語感的にどこかバカにした感じがあるので、この言葉を使う時は「またやってる…」と愛国主義を冷やかしているのだ。つまり、若者やネットの世界には、韓国社会の相変わらずの反日・愛国現象に対し「またか…」と冷めた目で見る向きも結構、存在するというわけだ。

 ところがこの「クッポン」の対象には北朝鮮非難の愛国主義も入る。右派や保守派による北朝鮮糾弾に対しても「またか…」と冷ややかに皮肉っているのだ。若者の反抗精神ともいえるが、これ健全? それとも不健全?(黒田勝弘)

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