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「パリ協定」批准へ機運加速 EUやインド動く 背中押した米中

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「パリ協定」批准へ機運加速 EUやインド動く 背中押した米中

 京都議定書に代わる地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」発効に向け、各国で批准に向けた動きが急ピッチで進んでいる。欧州連合(EU)は、温暖化対策の国際会議が開かれる11月上旬の発効に間に合うよう準備を加速し、インドも同様。9月上旬に世界1位と2位の温室効果ガス排出国である中国と米国が批准したことが背中を押した。

 EUは、30日に環境相理事会を開き、パリ協定の批准について話し合う予定。臨時会合では加盟国の国内手続きを待たずにEUとしての批准を先に行う特別措置について話し合うとみられるが、EU各国ではドイツが近く批准のための国内手続きを終え、フランスも近く批准する見通しだ。

 インドのモディ首相も25日にパリ協定を「10月2日に批准する」と表明。同日は「インド独立の父」であるマハトマ・ガンジーの誕生日で、インドの温暖化対策の象徴とする考えだ。

 ドイツ、フランス、インドの批准が実現すれば、協定発効に必要な世界の総排出量の55%を超え、11月中の発効が確実視される。

 当初、発効は早くとも年末以降との見方が強かったが、これまで腰が重かった米中が、今月中国・杭州で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて批准を発表したことに刺激された格好だ。

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