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中国の李首相、安倍首相と“ニアミス” 初出席の国連総会、キューバでも 「国際秩序の保護者」アピールへ

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中国の李首相、安倍首相と“ニアミス” 初出席の国連総会、キューバでも 「国際秩序の保護者」アピールへ

 【北京=西見由章】中国の李克強首相は18日、米国とカナダ、キューバを訪問するため北京を出発した。日程は28日まで。中国がオランダ・ハーグの仲裁裁判所が示した裁定を拒否し、南シナ海の軍事拠点化を継続する姿勢を示す中、李氏は米ニューヨークで開かれる国連総会に初めて出席し、国連への貢献と国際秩序を守る立場をアピールする。

 安倍晋三首相も18~24日の日程で外遊し、国連総会への出席や日本の首相として初となるキューバ訪問を予定している。中国の海洋進出や中南米での影響力拡大をめぐる日中の綱引きが活発化しそうだ。一方で、5回目の核実験に踏み切った北朝鮮への新たな制裁決議に向け、両氏が意見交換する可能性もある。

 国連創設70周年の昨年、中国は習近平国家主席が総会に出席し、「東洋の主戦場として日本軍国主義の主力を破った」などと「戦勝国」の地位を強調した。李氏は今回、南シナ海問題で譲歩しない姿勢を示すとともに、国連平和維持活動(PKO)への参加や途上国への支援など、「国連事業の強固な支持者」(李保東外務次官)の立場を誇示し、孤立イメージの払拭を図るとみられる。

 李氏は1960年の国交樹立以降、中国首相として初めてキューバを訪問。ラウル・カストロ国家評議会議長に加え、フィデル・カストロ前議長との会談も調整している。エネルギーや環境保護分野など約30の協力文書に調印する見通しだ。関係強化を通じ、中南米諸国への影響力を強める狙いもありそうだ。

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