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【緊迫・南シナ海】反米姿勢強めるフィリピン大統領 中国は大歓迎 南シナ海問題改善へ「転換点」

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【緊迫・南シナ海】
反米姿勢強めるフィリピン大統領 中国は大歓迎 南シナ海問題改善へ「転換点」

フィリピンのドゥテルテ大統領(右)と握手する中国の李克強首相(左)=7日、ラオスの首都ビエンチャン(AP=共同) フィリピンのドゥテルテ大統領(右)と握手する中国の李克強首相(左)=7日、ラオスの首都ビエンチャン(AP=共同)

 【シンガポール=吉村英輝】フィリピンのドゥテルテ大統領が米国への反発姿勢を強めている。人権問題をめぐる亀裂が埋まらず、米国との軍事協力見直しにも言及した。こうした動きに、南シナ海など海洋進出の問題で国際社会の批判をかわしたい中国も期待を高めている。

 ドゥテルテ氏は13日、マニラ首都圏のパサイ市の空軍基地で行った演説で、アキノ前政権が4月に米国と合意した南シナ海での定期的な合同哨戒活動について、「敵対的な行動には関与しない」と、参加しない方針を表明した。

 12日にも、イスラム過激派対策で南部ミンダナオ島に常駐しているとされる米軍特殊部隊の「退去」を要請。アーネスト米大統領報道官は、米軍駐留はフィリピン側の要請に基づいた措置だと反論し、「とっぴな発言を繰り返してきた人なので驚かない」と述べた。

 ドゥテルテ氏は米比首脳会談を翌日に控えた5日、麻薬犯罪容疑者殺害の激増など、人権状況も議題にするとしていたオバマ米大統領を「売春婦の息子」などとののしった。米側は会談の中止を通告。ドゥテルテ氏は「後悔している」との声明を発表し、7日にオバマ氏と非公式に接触した。

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