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【海底資源 「燃える氷」の真相(中)】韓国が竹島問題すり替え メタンハイドレートと日本の領土的野心結びつけ危機感あおる

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【海底資源 「燃える氷」の真相(中)】
韓国が竹島問題すり替え メタンハイドレートと日本の領土的野心結びつけ危機感あおる

竹島と鬱陵島 竹島と鬱陵島

 「竹島を占拠する韓国側には、その正当性を示さねばという強迫観念があります」。竹島問題に詳しい拓殖大教授の下條正男氏(66)によると、韓国ではメタハイも日本の領土的野心と結び付けられ、竹島と資源が奪われるとして国民の情緒に訴え、危機感をあおるのだという。

 前出の日本船舶輸出組合の調査報告書に、あまり知られていない一文がある。

 《韓国政府は(メタハイ開発について)日本との協力も強く望んでいるが、日本側から断られている》

 韓国の実効支配によって、日本は竹島周辺での漁業や海洋調査もできない。この対応は当然だ。

 日本の研究者によると、ロシアが不法占拠する北方領土の周辺にもメタハイは存在しているとみられる。ロシアの有力経済紙、コメルサントも13年、クリール諸島(千島列島と北方領土)の近海にメタハイがある可能性が高いと報じた。

 「ロシア側が北方領土を軍事要塞化させるとか、メタハイの調査をするとか、資源開発の拠点にするとかいろいろ聞こえてくる」と新藤氏は言う。

 竹島でも北方領土でも、メタハイ開発という主権侵害は許されない。日本は強靱(きょうじん)な外交を忘れてはならない。(編集委員 斎藤浩)

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