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【海底資源 「燃える氷」の真相(中)】韓国が竹島問題すり替え メタンハイドレートと日本の領土的野心結びつけ危機感あおる

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【海底資源 「燃える氷」の真相(中)】
韓国が竹島問題すり替え メタンハイドレートと日本の領土的野心結びつけ危機感あおる

竹島と鬱陵島 竹島と鬱陵島

 韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)について、新藤義孝前総務相(58)が資源エネルギー庁に問い合わせをしたのは、2012(平成24)年のことだ。

 「竹島周辺で、韓国がメタンハイドレート(メタハイ)の調査をしていないか」。前年、スコットランドの国際学会で、韓国の研究者が「独島(竹島の韓国名)西側と南側の海域で14年までにメタハイを実用化する」と発表していたことが分かったからだ。

 竹島の西側にあたる韓国・鬱陵島周辺では調査が行われていたが、新藤氏の懸念は南側だった。「そこは日本の領海であり、排他的経済水域(EEZ)だ」

 その心配は杞憂に終わる。同庁からの回答は「竹島南側での調査の事実はない」だった。

 韓国は07年、世界で5番目にメタハイ採取に成功した。調査が行われてきた鬱陵島周辺では、液化天然ガス換算で8億~10億トンあるとされる。日本船舶輸出組合(東京)が、日本の経済産業省にあたる知識経済省(現・産業通商資源省)の関係者に取材した調査報告書によると、韓国政府は、14年までに関連技術を独自開発し、翌年に本格的な生産を始める予定だったが、計画通りにいかず、目標を安定的な回収技術の確保に変更した。

 新藤氏は「鬱陵島周辺の開発はうまくいっていないようだ」と話す。日本のメタハイ研究者も「日本が13年に海底からの天然ガス採取に成功した産出試験も当面見合わせとなった。同島周辺は開発に条件が悪いのかもしれない」と推測する。

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