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【緊迫・南シナ海】フィリピンに続け! 仲裁裁定がベトナムの背中押す…中国の人工島軍事拠点化に外交攻勢活発化 

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【緊迫・南シナ海】
フィリピンに続け! 仲裁裁定がベトナムの背中押す…中国の人工島軍事拠点化に外交攻勢活発化 

12日、オランダ・ハーグの裁判所前で、南シナ海問題を巡る仲裁手続きの判断に不満を示す中国人観光客ら(共同) 12日、オランダ・ハーグの裁判所前で、南シナ海問題を巡る仲裁手続きの判断に不満を示す中国人観光客ら(共同)

 【シンガポール=吉村英輝】オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海での中国の主権主張を退けた裁定を受け、提訴国フィリピン同様、南シナ海の領有権で中国と対立するベトナムが外交を活発化させている。経済的に依存する中国に配慮しつつ、国際社会と協調して中国の進出圧力に対抗する構えだ。

 チャン・ダイ・クアン国家主席は30日、訪問先のシンガポールで講演し、南シナ海情勢について「信頼を損ない、緊張を高める動きがある」と指摘。名指しを避けつつ、人工島の軍事拠点化を強行する中国を批判し、国連海洋法条約を含む「法の支配」を訴えた。

 4月の国家主席就任後、クアン氏がシンガポールを訪れたのは初めて。29日にはリー・シェンロン首相らとも会談し、「南シナ海の航行や飛行の自由の堅持」を再確認する共同声明を発表した。

 両国は、中国の圧力という共通の悩みを抱える。シンガポールは南シナ海の領有権問題を抱えないが、今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の対中窓口国として、仲裁裁定の尊重を求め中国と対立。9月6日からラオスで始まるASEAN首脳会議を前に、足並みをそろえた格好だ。

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