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【対馬仏像の行方】「韓国側所有は証拠不足」 引き渡し求めた寺に韓国政府代理人「日本の略奪は立証されていない」

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【対馬仏像の行方】
「韓国側所有は証拠不足」 引き渡し求めた寺に韓国政府代理人「日本の略奪は立証されていない」

 長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ韓国に持ち込まれた同県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」について、元の所有権を主張する韓国中部の浮石寺が、韓国政府に対し像の引き渡しを求めた訴訟の初の弁論準備が7日、中部の大田地裁で、公開で行われた。韓国政府の代理人弁護士は「浮石寺が所有者だという証拠が不足している」と指摘した。

 政府側は「原告が提出した資料では(日本による過去の)略奪の経緯は立証されていない」と主張。浮石寺側は「まず浮石寺に引き渡し、仏教行事などで使えるようにしてほしい。最終的には観音寺との間で(問題を)解決したい」と述べた。

 菩薩像は14世紀に浮石寺で作られたとされる。韓国に持ち込まれた後、数百年前に日本に略奪されたものだとして同寺が所有権を主張した。像は大田の国立文化財研究所が保管している。(共同)

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