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【ダッカ人質テロ】
日本人犠牲者7人、大半が刃物による失血死か…銃創も
バングラデシュ飲食店襲撃テロで死亡した日本人7人の遺体は、刃物による傷が多かったことが4日、日本政府関係者への取材で分かった。首を切られたり、銃撃されたりした人もいた。いずれも失血死とみられる。遺体が日本に到着次第、神奈川県警などが司法解剖して詳しい死因を調べる。
現地に派遣された日本政府関係者や在ダッカの大使館員らが、遺体に残された傷の部位や形状を確認した。
バングラデシュ政府は、治安部隊が武装集団を制圧する前に7人は殺害されていた、と日本政府側に説明したという。
日本人で唯一、救出された渡辺玉興さんは顔を撃たれて重傷を負っており、警察当局は回復を待って当時の状況を詳しく聴取する方針だ。
現地の報道や生き残った人質の証言などによると、武装集団側は、イスラム教を汚すとして外国人に嫌悪を示す一方、イスラム教徒には礼儀正しかったという。客のバングラデシュ人は解放された者も多かった。