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スペイン再選挙、与党が第1党維持 英EU離脱を受け安定優先か

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スペイン再選挙、与党が第1党維持 英EU離脱を受け安定優先か

26日、スペインの首都マドリードで、支持者に手を振るラホイ首相(AP) 26日、スペインの首都マドリードで、支持者に手を振るラホイ首相(AP)

 【ブリュッセル=宮下日出男】スペインで26日に行われた上下院の再選挙は即日開票され、内務省の集計によると、ラホイ首相が率いる中道右派、国民党が下院で議席を増やして第1党を維持した。欧州連合(EU)懐疑派で急進左派のポデモス連合は一段の躍進が予想されたが伸び悩んだ。

 ラホイ氏は選挙結果を受け、「われわれは統治する権利を求める」と勝利宣言し、今後、組閣交渉を担う考えを示した。一方、ポデモスのイグレシアス党首は「もっとよい結果を期待していた」と述べた。

 集計では、国民党は下院(定数350)で137議席を獲得し、改選前から10議席以上の増加。穏健左派の社会労働党は85議席で5議席減少したが、第2党の座を維持した。ポデモス連合は改選前と同じ71議席。ポデモスと並ぶ新興勢力の中道、シウダダノスは32議席で8議席の減少。

 選挙前の世論調査では、反財政緊縮策などを主張するポデモス連合が社会労働党を抑えて第2党に躍進すると予想されていた。新興2党の伸び悩みについて、欧州メディアは英国のEU離脱決定を受けた混乱から有権者が安定を優先し、二大政党の支持に回った可能性があるとも報じている。

 ただ、国民党も単独過半数の議席は回復できず、議会勢力を4分する情勢は打開できていない。次期政権樹立に連立交渉が必要になる見通しだが、再び難航する可能性もある。

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