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【英EU離脱】「西洋政治の崩壊の始まりだ」 ロシアが再び超大国として台頭する 世界経済や安保政策に影響

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【英EU離脱】
「西洋政治の崩壊の始まりだ」 ロシアが再び超大国として台頭する 世界経済や安保政策に影響

24日、ロンドンの証券会社で顔をしかめるトレーダー(ロイター=共同) 24日、ロンドンの証券会社で顔をしかめるトレーダー(ロイター=共同)

 「欧州連合(EU)と、西洋政治の崩壊の始まりだ」

 EUのトゥスク大統領がこう述べたように、英国がEUからの離脱を決めたことは、第二次世界大戦後の欧州を支えてきた安全保障体制が最期を迎える危険性をはらんでいる。

 ウクライナ危機に代表されるように、欧州とロシアは冷戦終結後最悪の対立状況にある。EUは対露経済制裁を半年間延長することを21日に決めたばかりだ。そうした中、対露強硬派としてEUの対露制裁を主導してきた英国が離脱すれば、対露包囲網に亀裂が生じるのは避けられない。

 米国の著名な投資家、ジョージ・ソロス氏の予言は、さらに悲観的だ。ソロス氏によれば、EUがこの先、崩壊に向けて凋落(ちょうらく)し、ロシアが世界の超大国として再び台頭するのだという。

 EUの結束が弱まれば、ロシアだけでなく、欧州で急速に台頭するイスラム過激派の脅威への連携対処にも重大な支障を招きかねない。旧ナチス・ドイツの暴走を許した第二次大戦の反省から、欧州の恒久平和と安定を求めたことを出発点とする「欧州統合」は、重大な岐路に立たされた。

 全世界で「EU残留」を求める声が高まったにもかかわらず、英国民の過半数が離脱を選択したのはなぜなのか。

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