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【北ミサイル発射】北朝鮮「ムスダン」2発を発射 「150~400キロ」飛行か 技術が着実に進歩している可能性も

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【北ミサイル発射】
北朝鮮「ムスダン」2発を発射 「150~400キロ」飛行か 技術が着実に進歩している可能性も

2015年10月、平壌で行われた軍事パレードに姿を見せた北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(共同) 2015年10月、平壌で行われた軍事パレードに姿を見せた北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(共同)

 【ソウル=藤本欣也】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は22日午前、東部元(ウォン)山(サン)付近から、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500~4千キロ)とみられるミサイルを2発発射した。

 聯合ニュースによると、1発目の発射は5時58分(日本時間同)ごろで、韓国政府関係者は「弾道ミサイルとして正常な飛行はできなかった」と指摘、失敗したとの見方を示した。150~160キロ飛行し、空中爆発したとみられるという。2発目は8時5分(同)ごろで、約400キロ飛行したとみられ、軍が発射の成否について分析を進めている。

 ムスダンの発射は5月31日以来。過去4回は直後に爆発するなど、いずれも失敗に終わっていた。日米韓は、北朝鮮が追加発射に踏み切る可能性もあるとみて、警戒を強めている。

 ムスダンは発射台付き車両で運用される移動式弾道ミサイルで、旧ソ連製の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を改良したものとされる。聯合ニュースはこれまでの発射失敗に関し、「エンジンに根本的欠陥がある」との見方を伝えていた。何度も試射することで技術が着実に進歩している可能性も指摘されている。

 北朝鮮の金(キム)正(ジョン)恩(ウン)政権は米韓に対話の再開を呼びかけているものの、「北朝鮮の核放棄が先だ」(韓国外務省)などとして拒否されている。米グアムも射程に収めるムスダンの発射を成功させて圧力を強めようという狙いがあるとみられる。

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