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【検証・文革半世紀 第2部(2)】反腐敗・粛清の裏で租税回避 高級幹部の特権は“中国の伝統” 時代変わり毛沢東の姪は資本家に 

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【検証・文革半世紀 第2部(2)】
反腐敗・粛清の裏で租税回避 高級幹部の特権は“中国の伝統” 時代変わり毛沢東の姪は資本家に 

 後年、迫害した解放軍報の元編集幹部らに「謝罪したい」と申し入れたが、「会う気にはなれない」と拒まれた。文革の負の遺産の重さを物語る後半生だ。

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 生存する毛沢東の孫の中に1人だけ男の軍人がいる。2010年に少将に昇進した毛新宇だ。軍付属の研究機関、軍事科学院の副部長という地位にあるが、軍関係者は「名誉職に近い」とした上で、「毛沢東の影響力を考えれば、その子孫を1人ぐらい将軍にする必要がある」と話した。

 複数の女性との間で多くの子供を残したとされる毛沢東が認知した子供は、2男2女の計4人。新宇は2男、岸青の一人息子だ。

 中国誌「炎黄春秋」2013年9月号は、毛新宇は人工授精で生まれたとする寄稿を掲載した。特別医療チームを統括した軍総参謀長の長男が、父親の日記を元に執筆した寄稿によると、毛沢東の心情を推し量った首相の周恩来らがひそかに計画を進めた。

 しかし、孫の誕生の知らせを受けた毛沢東は、「ああ、世界でものを食べる口が1つ増えた」とだけ述べ、あまり喜ぶ様子も見せず、死ぬまで面会しなかったという。西洋医学を好まない毛沢東は人工授精に抵抗があったとの説もある。 (敬称略)

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