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【検証・文革半世紀 第2部(2)】反腐敗・粛清の裏で租税回避 高級幹部の特権は“中国の伝統” 時代変わり毛沢東の姪は資本家に 

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【検証・文革半世紀 第2部(2)】
反腐敗・粛清の裏で租税回避 高級幹部の特権は“中国の伝統” 時代変わり毛沢東の姪は資本家に 

 李訥はしばしば母親が違う毛沢東の長女、李敏と「韶膳」を訪れる。文革中、犬猿の仲といわれた2人は和解し、毛の墓参にも毎年一緒に行くとされる。

 「韶膳」には強力なライバルがいる。同じく毛沢東ブランドで知られるレストラン・チェーン「毛家菜」だ。晩年の毛の身の回りの世話をした秘書、張玉鳳が創業した。「自分こそ毛沢東の味の好みをよく知っている」と主張し、シェア争いを展開しているという。

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 毛沢東の死去後、文革路線の否定により一族の運命は一転した。軍幹部だった長女の李敏は退職後、入院するにも親族から費用を借りるほどの貧しさだった。数年前、長女の孔東梅が著名企業家と結婚し、経済的支援を受けるようになり、生活が楽になったという。

 文革を推進した江青を母親に持つ李訥はかつて、「公主」(お姫さま)ともてはやされた。北京大学を卒業して軍機関紙「解放軍報」の見習い記者となったその1年後、「毛沢東思想を裏切った」として編集幹部らを失脚に追い込み、自ら編集長に就任した。

 時の人物として脚光を浴びたが、文革後の暮らしは暗転。北京市郊外の刑務所で服役する江青と面会するにもバスを何度も乗り継ぎ、往復に丸1日かかったという。

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