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【検証・文革半世紀 第2部(2)】反腐敗・粛清の裏で租税回避 高級幹部の特権は“中国の伝統” 時代変わり毛沢東の姪は資本家に 

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【検証・文革半世紀 第2部(2)】
反腐敗・粛清の裏で租税回避 高級幹部の特権は“中国の伝統” 時代変わり毛沢東の姪は資本家に 

 半面、江青の一言で貸し切り状態となった公園で、毛沢東の子供らと夏は釣り、冬はスケートに興じた子弟たちは現在、「太子党」と呼ばれる共産党内の一大勢力にのし上がった。

 文革は党幹部はおろか、その子弟や一族の命運をも左右し、今も中国を広く覆っている。

 北京の南郊に「韶膳」という大きなレストランがある。店の名は毛沢東の故郷である湖南省韶山の料理という意味だ。毛が好んだ食べ物を出すのが売りで、全国各地からファンが大型バスでやってくる。

 巨大な毛沢東像が迎える店に入ると、毛をたたえるスローガンや語録が張られ、文化大革命(文革)を今に伝えている。創業者の毛小青は60代前半になる毛沢東の姪(めい)で、毛一族の中で唯一、ビジネスの世界で成功した人物だ。

 約20年前に商売を始めるときには、大いに迷ったという。毛沢東は資本家を排斥し、貧しい農民や労働者を率いて革命を起こした。その親族が事業を行ってよいものか-と思い悩んだ。

 背中を押したのは毛の次女で70代の李(り)訥(とつ)。「時代が変わったのだから、思い切ってやった方がよい。毛家のみなが支持する」と言葉をかけたという。

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