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プーチン氏「欧州のビジネスは協力を望んでいる」 国際フォーラムで制裁見直しに自信
【モスクワ=遠藤良介】ロシアへの投資を呼びかける目的で毎年行われている「国際経済フォーラム」が16日、第2の都市サンクトペテルブルクで開幕し、17日にはプーチン大統領が演説に立った。プーチン氏は「欧州のビジネスはわが国との協力を望んでいる。政治家はそれに力を貸すべきだ」と述べ、欧米が対露制裁の見直しに動くことへの自信をにじませた。
フォーラムには、昨年の319社を大きく上回る約500の外国企業が参加。国際石油資本(メジャー)のエクソンモービルやロイヤル・ダッチ・シェル、米航空機大手ボーイングなどが最高幹部を送り込み、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長やイタリアのレンツィ首相も出席した。
EUの一部加盟国や欧米経済界では、制裁がプーチン露政権の政策転換をもたらしておらず、ロシア市場での商機が失われている-といった制裁懐疑論が出ている。プーチン政権は、親露的な国や大企業を味方につけ、対露制裁の緩和につなげたい考えだ。

