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【米大統領選】
民主党候補、ヒラリー・クリントン氏の指名確実 代議員過半数獲得とAP通信
【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の民主党候補指名争いで、AP通信は6日、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が代議員の過半数を確保し、指名獲得を確実にしたと伝えた。クリントン氏は7月に東部フィラデルフィアで開かれる党全国大会で民主、共和の二大政党で初めての指名候補となる。
7日にカリフォルニア、ニュージャージーなど6州で実施される予備選・党員集会で獲得代議員数が過半数の2383人を超える見通しだったが、党幹部や連邦議員などの特別代議員の意思を確認したところ571人に上り、予備選・党員集会で選ばれた代議員1812人と合わせて2383人に達したという。対抗馬のサンダース上院議員(74)の獲得代議員数は1569人だった。
ただ、クリントン氏は6日、カリフォルニア州などの戦いに全力を挙げると強調。米メディアによると、指名争いで態度を明確にしていなかったオバマ米大統領は7日の党員集会・予備選を踏まえクリントン氏への支持を表明する見通し。
クリントン氏は今年11月8日の本選で共和党の指名獲得を確定した不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)と対決する。