産経ニュース

元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画

ニュース 国際

記事詳細

更新


元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画

ムハマド・アリ氏(UPI=共同) ムハマド・アリ氏(UPI=共同)

 【ニューヨーク=上塚真由】ボクシング元世界ヘビー級王者のムハマド・アリ氏が3日、米アリゾナ州フェニックスの病院で死去した。74歳だった。アリ氏の家族の広報担当者が明らかにした。

 アリ氏は今週に入り、呼吸器系の病気を患ったとして入院していた。アリ氏の家族は広報担当者を通じて「全ての人の祈りに感謝している」と述べた。

 アリ氏はケンタッキー州ルイビル生まれ。本名はカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニアで、1964年にイスラム教に改宗したのに合わせて改名した。81年に引退するまでの通算成績は56勝5敗。うち37回がノックアウト勝ちで、ヘビー級王者に3度輝いた。

 リング外での社会的な活動も注目され、黒人差別が残る米国社会に対して批判的な言動を繰り返し、黒人解放運動にも参加したほか、ベトナム戦争への徴兵を拒否して、ヘビー級のタイトルを剥奪されたこともあった。

 60年のローマ五輪ではライトヘビー級の金メダルを獲得したが、帰国後、レストランで黒人であることを理由に食事の提供を拒まれたとして、メダルを川に投げ捨てたという逸話もある。

 76年の来日の際は、元プロレスラーで現参院議員のアントニオ猪木氏と異種格闘技戦を行い、話題を集めた。

 引退後は難病のパーキンソン病と診断され、30年以上にわたり闘病生活を続けていた。96年のアトランタ五輪の開会式では、震える手でトーチに火を付けた姿が注目を集めた。

このニュースの写真

  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画
  • 元ボクシング王者、ムハマド・アリ氏死去 74歳、30年超の闘病の末 黒人解放運動にも参画

「ニュース」のランキング