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【ゴリラ射殺】3歳児を救うため…絶滅危惧種のゴリラ射殺で大議論 両親に責任? 園側の過失? 米オハイオ州 

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【ゴリラ射殺】
3歳児を救うため…絶滅危惧種のゴリラ射殺で大議論 両親に責任? 園側の過失? 米オハイオ州 

シンシナティの動物園のゴリラ銅像に手向けられた花(ロイター) シンシナティの動物園のゴリラ銅像に手向けられた花(ロイター)

 【ニューヨーク=上塚真由】米中西部オハイオ州の動物園が、ゴリラの獣舎に入り込んだ3歳の男児を救うためゴリラ1頭を射殺したことをめぐり、全米で賛否両論が巻き起こっている。射殺されたのは絶滅危惧種のゴリラで、インターネット上では、園側や男児の両親の責任を求める声が殺到。事態を受け、地元の司法当局は5月31日、両親らの刑事責任の有無について捜査を始めたと明らかにした。

 射殺されたのは、17歳の雄のニシローランドゴリラ「ハランベ」で体重は約180キロ。米メディアによると、男児は28日、家族と同州シンシナティの動物園を訪れ、柵をくぐるなどして獣舎に入り込んだ。ハランベが水を張った堀の中で男児を引きずり回すなどしたことから係員は約10分後、ハランベを射殺。男児はけがを負ったが、命に別条はなかった。

 園側は、麻酔銃は効果が出るまでに時間がかかり、射殺は苦渋の選択だったと説明。安全対策にも問題はなかったと主張している。

 これに対し、動物愛護団体は「ニシローランドゴリラは温和な性格で挑発しない限り攻撃しない」と対応を批判。子供から目を離したとして両親の刑事責任を求めるネット上の署名活動には31日夜までに約40万人の賛同が集まっている。

 米大統領選の候補指名が確定したトランプ氏は「射殺以外に選択肢はなかっただろう」と動物園側に理解を示した。

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