産経ニュース

ニュース 国際

記事詳細

更新


台湾・馬政権、沖ノ鳥島に巡視船派遣検討

【台北=田中靖人】台湾の馬英九政権は28日、沖ノ鳥島周辺で台湾漁船が違法操業で拿捕(だほ)された問題で、漁船保護を名目に海岸巡防署(海上保安庁に相当)の巡視船などを派遣する検討に入った。同島を「岩」だとし、日本の排他的経済水域(EEZ)を認めない姿勢を強調する狙いがある。

 馬総統は27日の「国家安全会議」で、沖ノ鳥島は「岩であって島ではない」と強調。日本はEEZと大陸棚の権益を「主張できない」とした上で、再抗議や釈放された船長の担保金返還交渉などを指示した。各機関に用語を「沖ノ鳥礁」で統一することも命じた。

 これを受け、外交部(外務省)は27日夜、台湾は「長期にわたり沖ノ鳥礁を岩だと認定してきた」と従来の方針を転換する報道文を発表。28日には東京の窓口機関を通じ、日本側に抗議した。林永楽外交部長(外相)は29日、交流協会台北事務所の沼田幹男代表(駐台大使)を外交部に呼んで再度、抗議する。

 岸田文雄外相は28日の記者会見で、馬政権の主張について「台湾側の独自の主張は受け入れられない」とし、交流協会を通じ抗議したことを明らかにした。

「ニュース」のランキング