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韓国高官が保守団体に「挺対協」攻撃デモ提案か 日韓合意に影響も
韓国大統領府の高官が保守団体「大韓民国オボイ連合」に対し、元慰安婦を支援する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」を攻撃するデモの実施を提案していたと、韓国メディアが26日までに報じた。
オボイ連合は、朴槿恵政権を支持する立場から過激なデモを行うことで知られ、野党や挺対協は政権が介入したと反発。大統領府は25日に「個人的な発言だ」として政権は無関係だと主張した。問題が拡大した場合、日韓合意の履行を進めたい朴政権の慰安婦問題での取り組みに影響が出る可能性もある。
京郷新聞によると、オボイ連合の事務総長は同紙に、大統領府国民疎通秘書官室のホ・ヒョンジュン行政官(局長級)から今年1月に電話で、挺対協事務所前で集会を開いてはどうかとの「助言」を受けたと証言した。
挺対協は昨年12月の日韓合意に反対し、政権と対立している。ホ行政官は、挺対協には北朝鮮に追従する「従北勢力」がいると指摘し集会を提案したという。(共同)