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陳水扁氏の裁判停止 病気理由に台湾高裁

 台湾高等法院(高裁)は21日、収賄罪などで有罪判決が確定し、病気治療のため仮釈放中の陳水扁前総統(65)の残りの裁判1件について、病気を理由に家族が出した一時停止の申請を認めると発表した。

 陳氏が罪に問われた裁判は数件残っているが、この日の1件を除いていずれも過去に一時停止が認められており、今回の決定により審理中の裁判はなくなった。高裁は審理再開時期について「陳氏が(体調を回復し)公判に出席できるようになるまで」としているが、回復は見通せない状態で「審理は事実上終結した」(弁護士)との見方が出ている。

 陳氏は2000年総統選で民主進歩党から出馬し台湾初の政権交代を果たしたが、08年の退任後に収賄や機密費流用など複数の罪で起訴され、一部で実刑が確定し10年に収監された。

 13年4月に刑務所付属病院に移ったが、タオルを使って自殺を試みるなど精神状態の悪化も指摘される。15年1月に仮釈放され、高雄市の自宅で療養中。(共同)

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