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サングラスで変装 「社長」と呼ばせ極秘来日 安倍氏訪中めぐる秘話明かす 中国元外交トップ回顧録 

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サングラスで変装 「社長」と呼ばせ極秘来日 安倍氏訪中めぐる秘話明かす 中国元外交トップ回顧録 

2006年9月、日中の「総合政策対話」を前に握手する外務省の谷内正太郎事務次官(左)と中国の戴秉国外務次官=東京都港区の外務省飯倉公館 2006年9月、日中の「総合政策対話」を前に握手する外務省の谷内正太郎事務次官(左)と中国の戴秉国外務次官=東京都港区の外務省飯倉公館

 中国の胡錦濤前指導部の外交トップ、戴秉国・元国務委員がこのほど回顧録を出版し、小泉純一郎首相(当時)の度重なる靖国神社参拝で日中関係が悪化した後、2006年10月に安倍晋三首相(第1次政権)の電撃訪中を実現させた交渉の一端を明らかにした。

 06年9月、当時外務次官だった戴氏は東京で谷内正太郎外務事務次官(現国家安全保障局長)と首脳会談再開に向けて交渉した。

 安倍氏の靖国参拝への対応を巡り、同席した外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長(現駐米大使)が怒って立ち上がるなど決裂寸前だったが、谷内氏が最後に示した案を持って帰国し、共産党中央も了承した。王毅駐日大使(現外相)は佐々江氏と午前4時に谷内氏の自宅で詳細を詰め、戴氏も帰国翌日に極秘で再来日。サングラスで変装し、部下に「社長」と呼ばせた。その後、東京の中国大使公邸で向き合った戴氏と谷内氏が靖国参拝を巡って「了解」に達し、10日後の安倍氏訪中が決まった。(共同)

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