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【「イスラム国(IS)」】フィリピン軍交戦で18人死亡 過激派5人死亡 イスラム国が「犯行声明」

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【「イスラム国(IS)」】
フィリピン軍交戦で18人死亡 過激派5人死亡 イスラム国が「犯行声明」

 【シンガポール=吉村英輝】フィリピン南部で、同国軍兵士18人と武装勢力戦闘員5人が死亡する戦闘があり、ロイター通信は14日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したと伝えた。カーター米国防長官の13日からのフィリピン訪問に合わせ、ISが存在感を誇示する狙いとみられる。

 同国軍によると、部隊が9日に南部スルー諸島バシラン島の森林を巡回中、イスラム過激派「アブサヤフ」の武装勢力と遭遇し、約10時間の交戦となった。ISによるとされる声明は、「神の恩恵で兵士を乗せたトラック7台を爆破できた」とし、ISの戦闘員3人が死亡したとした。

 過激派側の死者5人には、爆弾製造に通じたモロッコ人が含まれていた。ISが戦闘員をアブサヤフに送り込み、フィリピン国内でのテロ攻撃を支援している可能性がある。

 アブサヤフは1990年代初めに結成され、フィリピン政府と和平協定を結んだイスラム最大勢力、モロ民族解放戦線(MNLF)の離脱者を取り込みながら組織を維持。2014年にイスニロン・ハピロン幹部がISへの忠誠を表明した。今回の戦闘で、同幹部の息子も死亡したという。

 米政府は01年、国際テロ組織アルカーイダと関係しているとし、アブサヤフを資産凍結対象団体に指定。最高幹部関連情報に懸賞金を与えたり、フィリピン国軍の掃討作戦を支援したりしている。

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