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【フィリピン大統領選】元孤児の女性上院議員VS“暴言”市長…非主流派2氏の争いに

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【フィリピン大統領選】
元孤児の女性上院議員VS“暴言”市長…非主流派2氏の争いに

 【シンガポール=吉村英輝】5月9日投票のフィリピン大統領選が本格化している。任期満了で退任するアキノ大統領の6年間で一定の経済成長は遂げたものの、汚職や貧困といった同国にはびこる問題はなかなか解決されず、政治に対する有権者の不信は根強い。旧来型の政治エリート2候補が苦戦するなか、国政から遠かった「非主流派」の2候補が、接戦を展開する構図となっている。

 フィリピンの選挙管理委員会は9日に在外投票の受け付けを開始した。登録有権者は約139万人。インフラの未整備などで国内製造業が伸び悩むフィリピンでは、海外で出稼ぎする労働者からの仕送りが貴重な外貨獲得源になっており、政府も権利保護に手厚い姿勢を示す。

 ただ、政界で蔓延(まんえん)する汚職が既成政治家や主流派候補への不信も招いている。

 こうした中、次期大統領候補で支持率のトップを走るのが、グレース・ポー上院議員(47)だ。生後間もなく教会に置き去りにされ、5歳で国民的俳優フェルナンド・ポー氏の養女になった。2004年の大統領選で敗れ亡くなった父の遺志を継ぎ、3年前に上院議員にトップ当選した。

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