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【韓国総選挙】「北風」=北の威嚇が有利に働く時代は過ぎ去り… 軍事境界線近くの「安保一番地」ルポ 住民が多様化、争点も多様化

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【韓国総選挙】
「北風」=北の威嚇が有利に働く時代は過ぎ去り… 軍事境界線近くの「安保一番地」ルポ 住民が多様化、争点も多様化

住民の多様化が進む坡州市。各候補のスローガンに安保問題はない=6日(藤本欣也撮影) 住民の多様化が進む坡州市。各候補のスローガンに安保問題はない=6日(藤本欣也撮影)

 13日投開票の韓国総選挙では経済、福祉、政治改革などが主な争点になっている。その一方で核実験やミサイル発射などを強行する北朝鮮問題について、声高に論じられることはない。南北軍事境界線に隣接し、「安保一番地」と称される京畿道(キョンギド)・坡州(パジュ)市の選挙区を訪ねた。(坡州 藤本欣也)

 ソウルから車で50分も走ると、道路沿いにゴルフ場の巨大看板が見えてきた。その脇には、迷彩を施した遮蔽物と塹壕があって、この地が軍事境界線に近いことを思い出させてくれる。

 坡州市は人口約41万人(2013年)で、中心部から板門店(パンムンジョム)まで二十数キロ。父親が軍人だった女優チェ・ジウの出身地でもある。

 「確かに“北風”(北朝鮮による威嚇などの行為)が保守に有利に働いた時代もあった。でも今はね-」

 2つ(甲と乙)ある市内の選挙区のうち「坡州・乙選挙区」から出馬した与党、セヌリ党の黄震夏(ファン・ジンハ)事務総長(69)の選挙事務所で、補佐官を務める柳鍾九(ユ・ジョング)氏は苦笑しながら答えた。

 4期目を目指す黄氏は軍人出身で、国会の国防委員会委員長も務めた安保の専門家。それなのに選挙戦では北朝鮮対策について強く訴えていない。その理由を質問してみたのだ。

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