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スー・チー氏、2ポストは他閣僚に譲る「権限集中」批判かわす狙いか ミャンマー

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スー・チー氏、2ポストは他閣僚に譲る「権限集中」批判かわす狙いか ミャンマー

 【シンガポール=吉村英輝】ミャンマー議会は4日、新政権のティン・チョー大統領から、与党・国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー氏が兼務する4閣僚ポストのうち、電力・エネルギー相と教育相を交代させる人事案が提出されたことを明らかにした。

 NLDは、子供が外国籍のため憲法規定で大統領に就けないスー・チー氏に対し、広範な政治権限を法律上も与える「国家顧問」に就任させる方針。権限と兼務の多さを疑問視する声が国軍や野党から出ており、2ポストを切り離し批判をかわす狙いもありそうだ。

 外相と大統領府相については、引き続き兼任する。

 現地メディアによると、電力・エネルギー相には、前政権でエネルギー省次官を務めたペー・ジン・トゥン氏を、教育相には、教育省勤務経験のある大学教員のミョー・テイン・ジー氏を指名。いずれも経験豊富な実務型の人物が選ばれた。5日にも承認される。

 NLD幹部は、スー・チー氏の4閣僚ポスト兼務は「人選が間に合わなかったため」と説明してきたが、内外から「権限が集中しすぎて実務が滞りかねない」との懸念が出ていた。

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