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【中国全人代2016】ざわめく場内、予算採択に異例の批判票14% 李首相、「ゾンビ企業」切りへ問われる覚悟

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【中国全人代2016】
ざわめく場内、予算採択に異例の批判票14% 李首相、「ゾンビ企業」切りへ問われる覚悟

全人代が閉幕し、記者会見する中国の李克強首相=16日、北京の人民大会堂(共同) 全人代が閉幕し、記者会見する中国の李克強首相=16日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=河崎真澄】中国の李克強首相は16日、2013年の就任から4回目となる全国人民代表大会(全人代=国会)閉幕後の記者会見に臨み、「改革さえ堅持すれば、中国経済にハードランディング(急激な悪化)はない」と自信を示した。だが、製造業を中心に実体経済は低迷、株式など金融市場の混迷も続く。

 崖っぷちに追い込まれた経済をどこまでシナリオ通りに安定させられるか。国有企業を統廃合する構造改革に立ちはだかる抵抗勢力を前に、「断行」への覚悟が改めて問われている。

 約2時間に及んだ記者会見で李氏は国内外の記者17人から質問を受けた。対外関係も含め、15人までが経済政策を問いただした。

 習近平国家主席への権力集中が加速する中、同日の閉幕式の会場ではさえない表情だった李氏だが、自身にとっては年に一度の最大の政治舞台である記者会見では口調もなめらか。「中国経済をめぐる希望は困難よりもはるかに大きい」などと模範解答に徹した。

 昨年来の株式市場混乱をめぐっては、「総合的な市場安定策で金融システムのリスク発生を抑えた」と発言。「ゾンビ企業」とされる国有企業改革で600万人にのぼる失業者対策については、「十分な財政能力がある」と切り返した。

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