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タージマハル インド伝統泥パックの「美白作戦」スタート 排ガス、煙で変色危機

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タージマハル インド伝統泥パックの「美白作戦」スタート 排ガス、煙で変色危機

多くの観光客が訪れる世界遺産のタージマハル。左奥の尖塔で、泥パック洗浄が行われている=2月9日(共同) 多くの観光客が訪れる世界遺産のタージマハル。左奥の尖塔で、泥パック洗浄が行われている=2月9日(共同)

 世界遺産タージマハル廟の白い大理石の外壁が、変色の危機にさらされている。原因とみられているのは周辺の排ガスや煙。白亜の輝きを取り戻そうと、インド当局は伝統の泥パックを使った本格的な「美白作戦」に乗り出した。

 「白色と信じられているが、実はやや黄ばんでいる。大気汚染のせいだ」とインド考古調査局幹部ブバン・ビクラム氏(48)。タージマハルの尖塔には2月上旬、厚さ約2ミリの茶色い泥が塗られていた。インドの伝統医療アーユルベーダで使う「ムルタニ・ミッティ」と呼ばれる泥のパックだ。

 ムルタニ・ミッティは女性の肌の美容にも用いられる。「2日間かけて乾かし、水で洗うことで大理石の白色を取り戻せる。洗剤より効果的だ」とビクラム氏は言う。

 変色は20年ほど前から。考古調査局が昨年夏、廟全体の泥パックに取りかかった。最上部のドーム部分にもパックを施し、約10年かけて全体を再生する考えだ。(共同)

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