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香港議会補選で穏健民主派が勝利、親中派押さえ、急進派にも一定の支持、9月の議会選に影響か

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香港議会補選で穏健民主派が勝利、親中派押さえ、急進派にも一定の支持、9月の議会選に影響か

 【上海=河崎真澄】前議員辞職に伴う28日の香港立法会(議会)補欠選挙の開票が終わり、穏健民主派の楊岳橋氏(34)が約16万票を獲得し、約15万票だった親中国派の周浩鼎氏(36)らを破って初当選した。香港の公共放送RTHKが伝えた。

 補選には、香港を自分たちの「本土」と考えて親中派や中国本土を激しく攻撃する急進民主派の組織「本土民主前線」の梁天●(=王へんに奇)氏(24)も出馬して、6万6千票と一定の支持を獲得した。

 梁氏は繁華街、旺角(モンコック)で2月8~9日に起きた警官隊と若者の衝突の主導者の1人。騒乱罪の疑いで逮捕され、現在は保釈中の身。急進派の梁氏が一定の支持を集めたことは、親中派に対する市民の不満の表れともいえ、今年9月の立法会(定数70)選にも影響を与えそうだ。

 補選が行われたのは香港北部の新界東区で、民主派が地盤。立法会の議席は親中派が43、民主派が27。ただ、今回の補選を通じ、民主派の中で穏健派と急進派の亀裂が深まっていることも、浮き彫りになった。

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