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【緊迫・南シナ海】中国のレーダー設置、フィリピンやベトナムの反発必至

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【緊迫・南シナ海】
中国のレーダー設置、フィリピンやベトナムの反発必至

 【シンガポール=吉村英輝】中国が南シナ海のスプラトリー諸島でレーダー施設を建設していることが明らかになり、この海域での領有権を主張しているフィリピンやベトナムの反発は必至だ。

 クアテロン礁などはかつて、ベトナムが実効支配していた。だが、1988年に中国と海戦になり、海軍艦船2隻が撃沈されて多数の死傷者を出して撤退し、中国に占拠された過去がある。

 パラセル諸島では今月、中国が地対空ミサイルを配備したことが明らかになり、ベトナム政府は19日、「深刻な侵害」だとして在ハノイの中国大使館に文書で抗議したばかりだった。

 一方、パラセル諸島での中国側の動きをふまえ、スプラトリー諸島に面するパラワン島に駐留するフィリピン軍指揮官は、「地域の安全保障に対する深刻な脅威だ」と指摘。「最悪のシナリオを想定して作戦を立てる」とも表明した。

 今回は、中国によるレーダー施設建設の動きがパラワン島から近く、フィリピンが領有権を主張する海域でも明らかになったことで、フィリピンの懸念が現実のものとなりつつあることが示された形だ。

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