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台湾・国民党主席補選、女性一騎打ちか 本土派VS.非本土派

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台湾・国民党主席補選、女性一騎打ちか 本土派VS.非本土派

22日、台北市内の中国国民党本部で、主席補選の立候補を届け出た黄敏恵代理主席(中央)=田中靖人撮影 22日、台北市内の中国国民党本部で、主席補選の立候補を届け出た黄敏恵代理主席(中央)=田中靖人撮影

 【台北=田中靖人】台湾の中国国民党は22日、総統選の敗北に伴う主席補欠選の受付を行い、4人が届け出た。事実上、女性2人の一騎打ちとなる公算が大きい。再起に向けた党改革が課題となるが、2人は党内の異なる勢力を代表しており、さらなる路線対立を生むとの見方が強い。

 届け出たのは、洪秀柱前立法院副院長(国会副議長に相当)=(67)=と黄敏恵代理主席(57)の女性2人と、桃園市選出の立法委員(58)、台北市議(62)の4人。立候補には党員約32万人の3%、9600人以上の署名が必要で、洪氏は8万人超、黄氏は6万人超の署名を提出した。残る2人は2万人台だった。

 洪氏は戦後、台湾に渡ってきた外省人系で、総統選で候補となりながら「中台統一色」が強すぎるとして差し替えられた経緯がある。一方の黄氏は戦前から台湾に住む本省人系で、中国大陸ではなく台湾を「本土」とみなす「本土派」と呼ばれる。立法委員や西南部・嘉義市の市長経験者だが知名度は低く、本土派の大物、王金平前立法院長や呉敦義副総統が出馬を見送ったことで出馬を決めた。

 洪、黄両氏とも世代交代や組織改革を訴える点で大差はなく、台湾メディアは「本土派」と「非本土派」の対決とみる。国民党は伝統的に党中央は外省人系、地方は本土派が強いが、有権者の「台湾人意識」の高まりを受け、本土派が党中央を掌握するかどうかに注目が集まっている。

 補選は、3月26日に投開票される。

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