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ローマ法王、ロシア正教会総主教と会談へ 史上初、1000年近くの対立を経て

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ローマ法王、ロシア正教会総主教と会談へ 史上初、1000年近くの対立を経て

ローマ法王フランシスコ(左、ゲッティ=共同)、ロシア正教会のキリル総主教 ローマ法王フランシスコ(左、ゲッティ=共同)、ロシア正教会のキリル総主教

 【ニューヨーク=黒沢潤】ローマ・カトリック教会を率いる法王フランシスコは12日、キューバの首都ハバナで、東方正教会の最大勢力であるロシア正教会のキリル総主教と会談する。両勢力のトップが会談するのは史上初めて。1000年近くの対立を経て、歴史的和解に向けた一歩を踏み出す。

 キリル総主教は11日にハバナ入りし、12日午後にハバナの国際空港内でフランシスコと会談する。会談は両者が中米地域を訪問するのに合わせて実現する運びとなった。

 両者は、中東・アフリカ地域でキリスト教徒がイスラム過激派から迫害されている問題などについて協議し、共同宣言も発表する。

 キリスト教会は1054年、東西に分裂。ソ連崩壊後、カトリック教会の旧ソ連圏での教勢拡大などにロシア正教会側が反発していたが、法王フランシスコは2014年11月、「あなたが望む所ならどこへでも行く。あなたが呼んだら、私は訪れる」と、キリル総主教に対話を呼び掛けていた。

 ロイター通信によれば、ロシア正教会の信者は約1億6500万人。ローマ・カトリック教会の信者は約12億人。

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