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【日々是世界】台湾立法委員選で第3党に躍進した新党「時代力量」はキャスチングボートを握るか? 「一つの台湾」鮮明に若者層に浸透

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台湾立法委員選で第3党に躍進した新党「時代力量」はキャスチングボートを握るか? 「一つの台湾」鮮明に若者層に浸透

1月13日、台北市の「環南市場」で選挙活動を行う「時代力量」候補の林昶佐氏(西見由章撮影) 1月13日、台北市の「環南市場」で選挙活動を行う「時代力量」候補の林昶佐氏(西見由章撮影)

 台湾の総統選に当選した野党、民主進歩党の蔡英文主席(59)の今後の対中政策が焦点となる中、総統選と同時に行われた立法委員(国会議員に相当)選で第三党に躍進した新党「時代力量」の動向に注目が集まっている。選挙戦で協力した民進党の蔡氏は「両岸(中台)関係の現状維持」を主張し、中国側が求める「一つの中国」原則への態度を曖昧にしてきたが、時代力量は「一つの中国、一つの台湾」の立場を鮮明にしており、蔡氏の政権運営に影響を与える可能性があるためだ。

立法委員選で第三勢力に

 時代力量は2014年3月、中国とのサービス貿易協定に反発した学生らが立法院(国会に相当)を占拠した「ヒマワリ学生運動」の関係者が中心となり結党した。台湾における多様な市民運動のリーダーが参加し、格差是正や政策決定の透明化を掲げるなどリベラル色も強いが、両岸関係における“独立志向”は民進党と比べても濃厚だ。

 時代力量は初選挙となった今回の立法委員選で選挙区3、比例区2の計5議席を獲得。定数113の立法院において民進党(68議席)、中国国民党(35議席)に次ぐ勢力となった。

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