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【ジカ熱】WHO、緊急事態を宣言 妊婦の渡航、注意呼びかけ

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【ジカ熱】
WHO、緊急事態を宣言 妊婦の渡航、注意呼びかけ

1日、スイスのジュネーブで記者会見する世界保健機関(WHO)のチャン事務局長(右)ら(ロイター=共同) 1日、スイスのジュネーブで記者会見する世界保健機関(WHO)のチャン事務局長(右)ら(ロイター=共同)

 【ベルリン=宮下日出男】世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は1日、ブラジルなど中南米で拡大している感染症「ジカ熱」の流行について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言し、妊娠中の女性が感染地域に渡航する際の注意を呼びかけるとともに、各国に感染拡大の阻止に向けた対策の強化を求めた。

 緊急事態は同日開かれた専門家による緊急委員会の結果を受け、WHOのチャン事務局長が決定した。緊急委はジカ熱と新生児の「小頭症」と関連が「強く疑われる」ことを主な理由として、全会一致で緊急事態の適用を勧告。感染拡大の状況、有効なワクチンや治療法がないことも判断の材料となった。

 WHOは対策として、感染地域への渡航制限などは不要としたが、妊婦には渡航を極力控える一方、渡航する場合には医師と相談の上、長袖の服を着用するなどして、蚊から身を守る対策をとるよう促した。

 また、一段の感染拡大を抑えるため、各国には感染状況に関する監視や情報交換の強化などを求め、ワクチンや治療法の研究・開発への取り組みも強化されるべきだとした。

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