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WHO「ジカ熱」対策で初の緊急委員会

 【ベルリン=宮下日出男】世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は1日、ブラジルなど中南米で拡大している感染症「ジカ熱」の流行について、専門家による緊急委員会を初めて開く。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するか検討した上、封じ込めに向けた対策をとりまとめる。

 ジカ熱はジカウイルスによって起きる感染症。昨年5月、ブラジルで感染が確認されて以後、急速に拡大。症状は軽いが有効なワクチンや治療薬がない上、新生児の「小頭症」との関連も疑われることから、WHOは「リスクは警戒すべきものに変わった」(チャン事務局長)として対処を急ぐ方針だ。

 感染地域への渡航や治療方法、ワクチンや治療薬の早期開発などに関して、勧告を行う可能性が指摘されている。緊急事態と判断されれば、2014年に西アフリカを中心に感染が拡大したエボラ出血熱の流行以来となる。結果は2日以降に公表される。

 WHOによると、感染は北米と南米の24の国・地域で確認され、感染者は最大400万人に達すると予想される。欧州などでも中南米からの帰国後に感染が確認される事例が相次いでいる。

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