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【緊迫・南シナ海】ASEAN会合は「対ISテロ」一色 中国海洋侵出対応はかすみ…

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【緊迫・南シナ海】
ASEAN会合は「対ISテロ」一色 中国海洋侵出対応はかすみ…

 【シンガポール=吉村英輝】インドネシアの首都ジャカルタで14日に起きた連続爆弾テロを受け、東南アジア諸国連合(ASEAN)内で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)対策で連携を強化する姿勢が高まった。しかし、加盟国が安全保障の主要議題として共有してきた南シナ海問題がテロ対応の陰でかすむ恐れを指摘する声も広がっている。

 インドネシアのルフット調整相(政治・法務・治安担当)は25日、シンガポールで講演し、「(各国が)情報を共有し(テロ)資金源を絶たなければ安全を講じられない」と強調した。また、インドネシアの過激派がオーストラリアから70万ドル、ISの拠点があるシリアのラッカから10万ドル、計80万ドル(約9400万円)の資金を受け取っていたと明らかにした。さらに、中東では対立するIS系とアルカーイダ系の過激派が、東南アジアでは「結託して国境をまたぎ活動している」と指摘した。

 講演は、今年6月にシンガポールで開かれるアジア安全保障会議(シャングリラ対話)に向けた勉強会の一環。同会議の主要議題は近年、中国が進出圧力を強める南シナ海問題で、ASEANの盟主インドネシアも同問題への関与を強めてきたが、目下の関心はテロにシフトしている。

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