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【台湾・総統選】中国からきた老兵、民進党に“転向者”も… 大多数は「永遠に国民党支持」

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【台湾・総統選】
中国からきた老兵、民進党に“転向者”も… 大多数は「永遠に国民党支持」

14日、台湾北部・桃園市にある集団生活施設「栄民の家」の食堂で、昼食をとる国民党軍の元兵士ら(西見由章撮影)

 16日に投開票される総統選で8年ぶりの政権交代が確実視される台湾。中国とは分断後初の首脳会談も先月行われた。60年以上前に国共内戦に敗れ中国大陸から渡ってきた国民党軍の元兵士たちは、揺れ動く台湾政治や対中関係をどのように感じているのか。平均年齢90歳近い“外省人1世”の老兵たちが集団で暮らす施設「栄民の家」を訪ねた。

 台湾北部・桃園市の郊外にある「桃園栄民の家」。入居者約700人の平均年齢は87・4歳だ。カラオケルームや教会まである。孫国喜さん(102)の個室の棚には馬英九総統との記念写真が飾られていた。台湾で昨年開かれた「抗日戦争勝利70周年」のイベントに日中戦争当時の軍服を着て出席した際の姿だ。

 中国湖北省出身。18歳で兵役に就いて故郷を離れ、日中戦争後に帰郷すると父母や兄弟は戦乱の中で全員死亡していたという。

 「蒋介石・蒋経国政権の時代、台湾は安定していた。今は選挙があるため、とても乱れている」と話す孫さん。対中傾斜を強めた馬政権については「腐敗に厳しく党の団結は弱まったが、両岸(中台)関係や外交はよくやった。平和が一番だ」と評価する。

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