産経ニュース

【台湾・総統選】ルポ「大陸でも選挙を」「独立意識の元凶だ」民主主義の“刺激”に揺れる訪台中国人

ニュース 国際

記事詳細

更新

【台湾・総統選】
ルポ「大陸でも選挙を」「独立意識の元凶だ」民主主義の“刺激”に揺れる訪台中国人

中国人観光客が多く訪れる中正紀年堂の儀仗兵交代式=12日、台北市(西見由章撮影)

 台湾の馬英九政権が中国との人的交流を進めた結果、訪台して民主主義に触れ「政治的刺激」を受ける中国人が増え続けている。16日投開票の総統・立法委員選を目前に中国人観光客は「大陸では選挙で指導者を選べない」と熱い視線を送る。多くの留学生も選挙に関心を寄せるが、台湾人学生と対立して民主主義を批判する学生も少なくないという。(台北 西見由章)

 台北市にある蒋介石の顕彰施設「中正紀念堂」。観光名物である儀仗(ぎじょう)兵の交代式を目当てに、途切れることなく中国人観光客が訪れる。蒋介石像の前で恋人と自撮りしていた福建省の自営業の男性(28)は総統選について「大陸ではネットの情報が制限されているので、あまり詳しくない」としつつ「国家も地域も党独裁で指導者を選ぶのはよくない。2つ以上の政党が必要だ」と自国の政治体制を大胆に批判した。

 「選挙があるのは知ってるよ。民進党が勝ちそうなんだろ? 自分たちで指導者を選べるのはすごくいい」。天津から訪れた会社員の男性(47)も民主主義を支持する一方、「台湾では(中国)国民党と民進党の対立が激しく、政策よりも党同士の戦いが前面に出ている」と「負の側面」も指摘した。

「ニュース」のランキング