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【米大統領選】
北朝鮮核実験は「オバマ・クリントン外交の失敗」 共和党候補、オバマ政権の「弱腰」を批判
8日、韓国・ソウルで開かれた集会で、米韓同盟の強化を訴え北朝鮮に抗議する人々。北朝鮮による核実験実施を受け、南北の間で軍事的緊張が高まっている(AP)
【ワシントン=加納宏幸】北朝鮮の核実験を受け、11月の米大統領選の共和党候補はオバマ米大統領の「弱腰」を強く批判している。北朝鮮への制裁強化を求める声が米国内で強まるなか、同じく核開発を進めてきたイランとの核合意にこだわる現政権を攻撃することを通じ、オバマ外交の一翼を担った民主党最有力候補のクリントン前国務長官に打撃を与えようという思惑があるとみられる。
候補指名争いで不動産王のトランプ氏、クルーズ上院議員を追うルビオ上院議員は7日のFOXテレビ番組で「北朝鮮が(核開発に)資金を使えないようにするよう、あらゆることをする必要がある。そのためには北朝鮮をテロ支援国家に再指定すべきだ」と訴えた。日韓との軍事協力を強化するため、米太平洋艦隊を増強することも求めた。
米国はブッシュ前政権の2008年、指定を解除。オバマ氏は14年12月、ソニー米映画子会社へのサイバー攻撃に関連して再指定を検討していると述べたが、まだ実現していない。
ルビオ氏は、軍事力の役割を重視する立場から南シナ海や中東における米国の存在感低下を問題視。声明では、核実験を「オバマ・クリントン外交の失敗を物語る最新の例だ」と断じ、「世界中の敵がオバマ氏の弱さにつけ込もうとしている」と指摘した。
