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【北朝鮮核実験】
「中朝の銀行取引制限を」「中国は遠くない時期に選択迫られる」 米ブルッキングス研究所のポラック上級研究員
北朝鮮の指導者は、独立国家としての存在を核兵器保有から導きだそうとしている。(殺害された)イラクのフセイン元大統領、リビアのカダフィ大佐の運命と対比させ、自らの生存を確実にする上で核兵器こそが重要であるとかたくなに主張している。
国際社会は北朝鮮による核計画の進展が共通の脅威であるとの認識を共有し、できるだけ広範な国際的包囲網を持続する必要がある。その意味で中国の役割が決定的に重要だ。北朝鮮の金正恩第1書記が中国の習近平国家主席に反抗しているとはいえ、中国に対する北朝鮮の経済的依存は拡大を続けているからだ。
今後は、北朝鮮国内での国際金融業務への追加的な制限が注目され、中国の銀行の役割がその中心になろう。主要な中国の銀行は北朝鮮国内で業務を行っていることを理由に制裁を科されたいとは思わないだろうし、このまま北朝鮮と関わりを続けるかどうか、遠くない時期に選択を迫られることになるだろう。
このような方策により、北朝鮮が無条件で核開発活動を中止する保証はないが、活動を続けた場合に北朝鮮が払うべき代償を明確化することになる。
